11月, 2013年

2013.11.16 平成25年度同門会総会

藤吉 直樹 (2013年11月20日更新)

藤吉直樹「運」

藤吉 直樹

私は実家の医院で父に取り上げられました。東大系の産科を学んだ父の口癖は「吸引やらあんな邪道な分娩はせん、鉗子分娩こそが産科だ」でした。保健体育の授業で母子手帳を見る機会があり、そこには「分娩方法:吸引分娩」とはっきり記載がありました。父に問い質すと「そうやったかなー」と言われました。

勤勉で運動音痴な両親とは正反対に、私は3年生までまともに文字が書けず、麻雀と花札のマイナスの概念が必要な点数計算だけは得意なやんちゃ坊主でした。母が見捨てなかったおかげで明善高校に入学できたと思っています。入試直前模試で福大医学部:合格判定D(1000位 / 1200人中)と酷い結果でしたが、入試当日の電車内で見た問題がそのまま出るなど、神がかり的に補欠169番の最下位で合格しました。

久留米大学産婦人科には西田 敬先生に憧れて入局し、すぐに出張病院へ出ました。私は当直するといわゆる「呼ぶ人」であり、周囲のスタッフからは「また先生が当直なのー」などと言われておりましたが、おかげで重症や緊急症例を多く経験できました。

すべて「運が良かったんだ」と思うようにしています。現在、西田院長のご指導のもと済生会日田病院で勤務させていただいておりますが、これからも「運」を逃さぬよう努力していきたいと思います。

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