渡辺 秀明(2017年1月26日更新)

「新年のご挨拶」
渡辺 秀明

明けましておめでとうございます。皆様には穏やかな新春をお迎えになられたこととお喜び申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、4月から吉里先生が准教授に就任されました。産婦人科の診療の益々の発展を期待しています。9月から遺伝外来が開設され母体血を用いた胎児染色体検査(NIPT)が始まりました。待ち望んでいた検査が久留米大学でも行われるようになり、希望される患者を紹介しやすくなったことは朗報です。ある程度症例が集まったら同門会総会ででも発表していただきたいと思います。

4月14日・16日に熊本地震があり大変大きな被害がもたらされました。熊本と大分の被災された先生方にはお見舞い申しあげます。熊本市民病院も大きな被害を受け、余儀なく診療停止となりました。勤務しておられた先生方には自分の危険を顧みず、患者の避難誘導や転院先の確保などに奮迅の働きをされて、頭が下がる思いです。皆様のご活躍は我々同門の誇りです。熊本市民病院は現在再建に向けた準備が進んでいます。私も熊本市民病院に出向した経験がありますが、多くの同門会会員が勤務した病院だと思います。この病院が再建したら、ぜひ久留米大学産科婦人科学教室から再び教室員を派遣して震災前と同じように診療していただきたいと思います。震災からの一刻も早い復興が望まれます。

世界に目を移せば6月にイギリスのEUからの離脱、そして、11月にはトランプ氏の次期大統領選での勝利と、大方の予想を覆す結果となりました。今後の世界情勢がどうなるのか、注意して成り行きを見ていかねばなりません。

11月20日には牛嶋教授の入院と、まさに青天の霹靂の出来事が起こりました。早期治療が受けられ幸い病状も軽く、完全復帰が望めるということで現在リハビリに専念されているとお聞きしています。一刻も早い復帰が望まれます。

産婦人科の医師数が昨年から減少に転じています。2009年に研修医制度の改定があり、産婦人科が必修科目から選択科目に変更され、減少に転じたと言われています。当教室でもこのところ入局者が少ない状態が続いています。教室が発展していくためには人材の確保と育成が必要です。同門会としましては昨年度から4年間で2千万円を教室支援事業として、予算の計上をしています。今後も教室の発展のために物心両面から最大限の協力をしていきたいと思います。

昨年は教室や同門会にとって大変な年だったと思いますが、悪いことばかりは続きません。みんなで心を一つにして協力していけば、今年はきっと良い年になると思います。明るい未来のために頑張りましょう。

2017-01-26
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